【50代からの「家」のあり方】空き家からリノベーションへ「生きるための家」つなぐ価値への転換点《人生のつなぎ方③》
◼いま、「家」に住むこととは——つないでいくこと
都内23区内の中古分譲マンションは、築39年、その外装に比して、内装は完全に変化を遂げていた。同社取締役の本田啓夫氏に話をうかがった。
「このマンションは、お子様のおられないご夫婦(ともに50代後半)が一昨年12月のコロナ禍をきっかけに、リモートワークが日常化されたため、20年3月に売却されたものです。ご購入されたのは共働きの若いご夫婦(30代前半)でしたが、当初は、新築分譲を探されておりましたが、ライフプランのご相談を受けた時から、中古マンション物件をお探しになるようになりました。お話を進めると、お子様ができれば、小学生になるまでは職住近接にしたいとの意向をもっておられました。希望は、日々の食生活を楽しみたい意向があり、ダイニングをしっかりと設計し直し、リビングはできるだけ広くくつろげる仕様にして欲しいとのことでした。やはり、リノベーションは、住む方のライフスタイルに即していくべきだと思うのです」(本田氏)
売り手のご夫婦は、自分たちの家が、若い世代の夫婦につながれていくことをとても喜んでいたという。新耐震基準後の建物であるものの、内装は当時の分譲仕様。デベロッパーの設計で作られたものであった。
「3DKを2LDKに改装し、居心地のよさを求めるご家族の希望を実現しています。ダイニングでのひとときをご夫婦ともにお料理をつくることが趣味であったため、シンクのスペースをしっかりと取り、バーカウンターでもちょっとしたお食事を楽しめるようにしています。お客様も新築分譲よりお安く買われ、将来の住み替えにも備えての設計にしたいとの希望でした。私たちも、お客様に正確な情報を伝えながら、ご納得した上でご購入いただけるようにしております」(前出・本田氏)
終の棲み家としての「新築文化」から人生のイベントに合わせた「住み替え文化」へ。
家というモノ自体の所有から、人生を楽しむための機能的な住居へ。
それは、資産の減退を抑制しながらライフステージに応じた最適な投資になる可能性をはらんでいる。中古住宅市場はマンションでは活性化されており、高度成長期以降に生まれた世代の住居観の変容も期待できるものとなるだろう。
なぜなら、欧米に比して「資産としての家」=「人生の最適化」という一個人としての選択肢が市場規模でいまだ、5〜6倍の成長できる「伸びしろ」があるからだ。
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ライフサポートベンチャー
株式会社クオーレ
私たちクオーレは、「人」を一番大切にしています。
人を大切にするということは、お客様はもちろん、スタッフ、業者様、家族など全ての人に対し感謝の気持ちを持つことです。
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ライフサポートサービスとは、お客様の「生活」、「人生」、「命」をサポートさせて頂く仕事であり、お客様との信頼関係を築けて初めて成り立つ仕事です。
毎日の仕事の中で、お客様の抱えている問題を一つひとつ解決し、日々真剣に取り組んだ結果が信頼に繋がると考えております。
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株式会社クオーレ
代表取締役 竹本泰志